奄美市（鹿児島県）の薬剤師転職・求人情報の一覧

鹿児島県は九州エリアの南部に位置する県で、本土と呼ばれる九州島と、離島と呼ばれる薩南諸島に分けられます。薩南諸島は大隅諸島（種子島、屋久島など）、トカラ列島、奄美群島で構成されています。本土と薩南諸島を合わせた鹿児島県の面積は9187 km2に達し、西日本で最大です。鹿児島県といえば、桜島や屋久島、奄美大島といった雄大な自然をイメージする方も多いと思います。薩摩藩の西郷隆盛や、砂むし風呂の指宿温泉も有名です。鹿児島県の県庁所在地は鹿児島市ですが、ここでは奄美市について紹介します。奄美市は九州南方海上、奄美群島の奄美大島にあります。鹿児島県の離島自治体では、人口・経済ともに最大規模を誇ります。

ここでは、奄美市の医療についてご説明します。日医総研ワーキングペーパーによると、奄美市を中心とした奄美医療圏では、一人あたり医療費（国民保険）は333千円（偏差値47）と平均的な一方、介護給付費は309千円（偏差値66）とかなり高いです。入院医療の充実度としては、一人あたり急性期医療密度指数は1.31、一人当たり慢性期医療密度指数は1.12とやや充実しています。医師数は偏差値にして43（病院医師数45、クリニック医師数40）と少なめです。人口あたり一般病床数は偏差値69と多いですが、人口あたりクリニック数は偏差値49と平均的です。地域医療情報システムによると、人口10万人あたり薬局数は39.95と、全国平均の45.57より少ないです。人口10万人あたり薬剤師数は68.09と、全国平均の104.50を大きく下回っています。

続いて、奄美市における薬剤師の転職事情について確認しましょう。鹿児島県は病院が多いことが特徴の一つで、奄美市も一般病床数は多いです。しかし、大規模病院や門前薬局の多くが鹿児島市に集中しており、奄美市は薬剤師不足が顕著なエリアとなっています。そのため、奄美市には高収入求人や、働き方の融通がききやすい職場が散見されます。鹿児島県での転職を考えている方は、奄美市もチェックしてみてはいかがでしょうか。