「聴く力」とは?

正しく服薬してもらうためには、患者さんとの適切なコミュニケーションが重要です。薬剤師に必要である「聴く力」について見ていきましょう!

薬剤師に求められるコミュニケーション能力

薬剤師として、薬学に関する知識や技術はもちろん大切ですが、患者さんに正しく服薬してもらうためには、患者さんとの適切なコミュニケーションが重要です。
薬剤師は、薬について説明をするだけでなく、患者さんが身体や薬に関する不安や気になっていることを相談してくれるような接し方を心掛ける必要があります。

調剤薬局や調剤併設のドラッグストアなどで働く場合、服薬指導などを通して、毎日たくさんの患者さんとお話をする機会があります。店舗だけでなく、在宅医療や介護医療などで患者さんのお家に訪問することもあり、以前よりも薬剤師と患者さんが会話をする場が拡大しつつあります。
コミュニケーション能力と聞くと、「話す力」をイメージされる方が多いと思います。患者さんに挨拶をしたり、笑顔で接することも大事です。これに加えて、「聴く力」すなわち「相手の話に耳を傾けて共感すること」も薬剤師に求められるスキルの1つです。信頼関係が生まれ、患者さんが心を開いて相談をしてくれたり、患者さんとの関係も良いものとなるでしょう。

薬剤師に必要な「聴く力」とは?

患者さんとの会話で、ただ話を聞けばよいというものではありません。「聴く力」とは簡単に言うと、聴き上手になることです。少しの気遣いや患者さんの話をしっかりと聞くことは、話を引き出しやすくするだけでなく、信頼関係の向上にもつながるのです。

■5つのポイント

  1. 相手の目を見て、すこし前のめりで話を聞く
  2. 話のスピードや声の大きさに注意して話す
  3. 適切な相槌や頷きを入れる
  4. 相手の話を遮らないように気を付ける
  5. 重要なことは繰り返して理解していることを伝える

まずは、上記の5つのポイントを意識してみましょう。
とくに、患者さんの話をしっかりと聞いているということが伝わるように、相槌や頷きをいれることは大切です。「そうなんですね」「お辛いですね」等と共感を示す言葉を使って、患者さんの気持ちにしっかりと寄り添う姿勢を意識してみましょう。共感を示す言葉と患者さんの話している内容を繰り返し伝えることで、安心感も与えることができます。自分が患者さんの立場に立ったとき、どのような薬剤師に接してほしいかをイメージしてみるのも良いと思います。上記のポイントを少しずつ意識し、時間をかけてゆっくりと信頼関係を築いていきましょう。

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