薬剤師が転職するベストタイミングはいつ?始める時期や退職時期って??

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序文

『薬剤師として転職するにもいつ転職するのが良いのだろう?』そう思っている人も少なくないはずです。

転職するタイミングによって自身が有利になるのであれば、知りたいですよね。

この記事では以下ポイントに沿って、転職するにあたってのベストタイミングや注意点をみなさんに解説していこうと思います。

■この記事に書いてある事

・おすすめの転職時期

・おすすめの転職タイミング

・転職にかかる期間の⾧さ

・まとめ

おすすめの転職時期

はじめにおすすめの転職時期について説明していきます。

『転職って何月にするのがいいのだろう?』みなさんの周りにもこう考えている人は多いですよね。

実際、転職時期についてこう悩んでいる人が大半を占めます。

転職をしやすい時期、おすすめの転職時期について以下に記載していきます。

(1)1~3月

まずは、「1~3月」になります。

なぜ「1~3月」がおすすめのタイミングかというと、4月に入る新卒と同時期に転職組を募集する会社が増えるのが理由になります。

4月に入る新卒組と同時期に入社する事で会社側も自社の説明や研修を同時にできることも大きな理由になります。

製薬企業など別の業種で以前勤めていた、調剤経験の無い未経験者でも丁寧でしっかりとした研修を受けることで業務内容も理解しやすくなりますし、転職後も心配することなく、調剤業務に取り組むことができるのも魅力の一つでもあります。

また、病院においても1~3月に転職活動を始めるのもおすすめになります。

病院では、3月末に辞職する薬剤師が多いです。そのため、4月から働き始めることができる人材を募集するケースが多くなります。

転職者に対する求人を増やす会社が増えている時期に転職活動を行えるのは、自分に合った会社が増えて、転職先の選択肢が増えるのは良いですよね。

以上の理由から1~3月は充実した転職活動を行うことができると思います。

(2)1月、7月

次に挙げられるのが、1月、7月になります。

この時期がおすすめと言える一番の理由はボーナスが支給される12月、6月の次の月のタイミングだという点になります。

転職するにしてもその前にボーナスはもらっておきたいとみなさん思いますよね。

そのため、ボーナスの支給が終わったタイミングに転職することで金銭的にやはりお得に感じますよね。このように考えて転職活動を行う人は少なくありません。このタイミングは会社を辞める転職者が増え、求人件数が増える事からもおすすめになります。

しかし、ボーナスをもらった後である1月、7月に会社を辞めて転職するには特に注意点があります。

それは退職を告げるタイミングです。

ボーナスをもらう前の5,6月に退職する旨を伝えてしまうと、ボーナス額を減らされるだけでなく、ボーナスがほぼもらえなくなるケースも少なくはありません。これから辞める人にボーナスを支払う気持ちにならないのも分かりますよね。

そのため、しっかりとボーナスをもらってから辞めることを考えているのであれば、ボーナスをもらってから退職の旨を伝えることを心がけましょう。さらに言えば、会社を辞めた後も上司や先輩、同期から悪く思われたくないと考えるのであれば、ボーナスをもらってすぐよりは、少し時間が経ってから退職することを伝えましょう。

(3)4、5月

最後に4,5月になります。

これは新年度が始まり、人事の再編成が行われた直後に早急に人員補充をしたいと考えるケースが理由になります。

その他にも、病院では比較的に時間的な余裕をもって辞める事を伝える傾向にありますが、薬局、ドラッグストアでは辞める直前に辞める事を伝えるケースが多いです。その中で3月末に辞める人材が多く、4月に辞める事が予想できなかった分の人材補充として4月に求人が増えるケースが多いことが挙げられます。

即戦力として働くことが出来る、調剤経験者は特にこの時期に転職活動を始めるのがおすすめだと言えます。

以上がおすすめ時期の記載になります。

ただ、調剤薬局・ドラッグストアの転職に関する求人募集は年間を通して多い事は確かです。

おすすめ時期にこだわりすぎず、その時期に合った転職活動についても考えていきましょう。

おすすめの転職タイミング

続いて、薬剤師が転職するにあたり、おすすめのタイミングについて説明していきます。

『何歳で転職するのがいいのだろう。』、『どのくらいまで経験の幅を増やしてから転職はできるのだろう。』

やはり気になる点だと思います。

実際にどのようなタイミングで転職するのがいいのか、タイミングごとにポイントを説明していきます。

(1)約3年目

まず一つのタイミングとして、大体3年目が挙げられます。

いわゆる以前はよく聞いていた『第二新卒』と言われるタイミングになります。

同じ職場で約2年以上働いていれば、転職する際にも比較的問題もなく転職をすることが可能です。年数だけでいえば、転職先に悪い印象を与えることはまずないでしょう。

3年目であれば、調剤や服薬指導などの薬剤師の業務も一通り経験があることでしょう。

やはり転職において最も重要な条件ともいえるのが、調剤経験がどれだけあるのか、今後転職して入社した後にどれだけすぐに即戦力として動くことができるのかになります。

一度転職した経験のある方でも2年以上継続して勤務をしていれば、すぐに辞めてしまう心配を相手に与える事もほぼないでしょう。

これが逆に新卒入社して1~2年しか経っていない、1年も続いていないケースでは、やはりすぐに辞めてしまう印象を相手に与えてしまう事になります。新卒1年未満の場合は、特にコンサルタント等にしっかり相談して本当に辞めるべきなのか、一度考えてみるのもいいと思います。

(2)約5年目

新卒入社後、5年目以降であれば、管理薬剤師を経験されている方も多いのではないでしょうか。

一般薬剤師として調剤業務、服薬指導の経験に加え、店舗の薬剤師をまとめる管理薬剤師の経験がある事は大きく有利になると思います。

転職者を雇う会社も人材不足として多くを占めるのが、管理薬剤師等の一定人数の薬剤師をまとめ上げることのできる薬剤師です。管理薬剤師を育てるのも会社としても一つの問題点であり、苦労する点です。

その薬剤師を転職者として確保できるのは大きなメリットになります。

管理薬剤師、エリアマネージャー等の管理職としての経験があるのであれば、その経験を前に押し出し、転職活動を行っていくことをおすすめします。

勤続年数の観点からも5年も同じ職場で働いていたのであれば、問題もなく受け入れてくれるでしょう。

5年間働いて学んだこと、経験も多いと思います。その経験の多さを思い出して、自分の武器としていきましょう。

(3)専門薬剤師の取得後

勤続年数や新卒からの年数の他にも資格的要素も転職活動においては大きなポイントになります。

自分の強みを持った状態で転職活動を行ったほうがやはり有利になります。

その一つとして、専門薬剤師などの資格を取得した後も転職活動を始めるのにおすすめのタイミングになります。

薬剤師免許に加えて取得する事のできる資格の多くは、勤続年数や同店舗での調剤経験を取得条件の一つとして挙げていることは多いです。

転職前のタイミングで取得しておくメリットとしては、やはり転職後に資格を取ろうとすると勤続年数もまた0から始まってしまう事になります。

それに加えて、転職後に資格を取ろうと思っても、新たな会社に慣れるまでの期間は身体的な疲労もあり、どうしても新たなことにチャレンジするまでに時間がかかってしまう事も多いです。

転職前に資格を取得して転職活動を有利に進めましょう。

以上が転職活動を行うタイミングについての記載になります。

今回は3つのタイミングを例に出しましたが、調剤未経験の方や新卒1年目から管理職経験者までそれぞれのタイミングに合わせた転職活動の進め方はあります。まずは、専門のコンサルタントに相談してみる事で自分にあったタイミングを探していきましょう。

転職にかかる期間の⾧さ

では、いつ転職すればいいかのイメージが大体ついてきたところで、実際に転職にはどれくらいの期間がかかるのかについてみていきましょう。

仕事を続けつつ、1人で転職活動をすることは楽ではありません。より具体的なイメージを持って計画的に転職を進めましょう。

転職活動にかかる期間として、平均で1ヶ月ほどと言われています。スムーズな流れで早く終わらせれば、2週間ほどで決まってしまうこともあります。長くて3ヶ月かかることも少なくありません。

より充実した転職活動をスムーズに行うために転職活動の準備~転職先に就業するまでをステップごとに見ていきましょう。

(1)自己分析

準備において欠かせないものが自己分析になります。自身の強みを整理したり、自分が何を求めて転職するのかをより具体的にイメージする事でスムーズな転職活動のスタートを切ることができます。

(2)情報取集

続いて転職先の情報を集める事になります。多数の会社から絞り込むのはかなりの重労働になります。コンサルタントに相談して、自分に合った会社を見つけましょう。

(3)求人に応募する

自分に合った求人をいくつか見つけたら実際に応募します。当社であれば、多忙な転職希望者に代わり、転職の希望会社と連絡を取り、店舗見学や面接などの日程調整など全面的にサポートをします。

(4)履歴書作成

実際に選考を受ける事が決まれば、履歴書が必要になります。履歴書は使いまわさず、会社ごとに書き分けましょう。履歴書は、事前に面接先に送付するケースや面接時に持参する等形式はその都度変わります。

(5)面接

実際に面接日程が決まれば、面接を行うことになります。事前に面接の準備を重ね、自分のベストを伝えられるようにしましょう。

(6)内定

双方の条件が合い、マッチすると内定が出ます。内定が出るまでの期間は会社によって異なる為、焦らずに待ちましょう。結果が出るまでに、数日~2,3週間とかかる事もあります。

(7)現職の会社に退職を伝える

新たな会社への入社が確定したら、現在働いている会社に辞職する事を伝えましょう。

退職の意思を上司に伝え、引継ぎ業務や手続きは自主的に行うのがポイントです。

(8)転職先に就業

晴れて、新しい職場に入社です。新たな気持ちで仕事に取り組み、業務をこなしていきましょう。

以上が転職活動のステップになります。

当社ヤクマッチでは、準備~転職先への就業、またその後まで全てのステップでのサポートを行っております。気軽に相談する事で、より良い充実した転職活動を共に進めていきましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

転職をするにあたってのタイミングなど自分にとってのベストな時期についてイメージはついたでしょうか。

実際イメージしてみると多忙な毎日に転職活動が加わり、大変だと思います。

転職するのであれば、ベストな時期を逃したり、早く終わらせることばかりを考えて、先のことを考えきれずに転職活動をしてしまったらもったいないですよね。

1人で分からないまま転職活動を進め、長い期間をかけて行うよりも、スムーズにより良い会社へ入社する事を心がけましょう。

転職を少しでも考えたり、気になることがあったら、まずはコンサルタントに相談し、計画的に進めましょう。

キャリアアドバイザー 飯島

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