横浜市には中華街やみなとみらい、よこはまコスモワールドなどの有名な観光スポットが数多くあります。これらは横浜市の中心である中区に集まっており、観光客も多いエリアです。ランドマークタワーがある西区には横浜駅があり、駅前には商業ビルが林立しています。この他にも、田園住宅地が魅力の港南区や商業施設が充実している戸塚区、横浜駅へアクセスしやすい保土ヶ谷区など、住みやすく人気の高いエリアが沢山あります。
『日医総研ワーキングペーパー 地域の医療提供体制の現状 - 都道府県別・二次医療圏別データ集 - (2018 年度版)』によると、病院数は横浜北部医療圏で49、横浜西部医療圏で49、横浜南部医療圏で35あり、人口10万人当たりの数で考えるといずれも不足している状況です。診療所数は横浜北部医療圏で1,247、横浜西部医療圏で844、横浜南部医療圏で886となり、人口10万人当たりの数を見ると横浜南部は充実しているといえます。一人当たりの急性期医療密度指数・慢性期医療密度指数は、横浜北部・西部・南部共に全国平均を下回り、特に慢性期が非常に少ない状況です。また、『地域医療情報システム』を見ると、2018年11月時点で、薬局数は横浜北部で611、横浜西部で443、横浜南部で484あります。
厚生労働省が発表した『平成30年(2018年)医師・歯科医師・薬剤師統計の概況』によると、平成30年12月31日現在、薬剤師数は県全体で22,913人、横浜市で9,965人です。人気エリアの川崎市(3,706人)や相模原市(1,635人)よりも圧倒的に横浜市への集中率が高いのがわかります。また、人口10万人当たりの薬剤師数は249.7人(全国平均246.2人)、横浜市で266.4人と、薬剤師の数が充実しています。
神奈川県内で薬学部を設置している大学は、横浜市にある横浜薬科大学(薬学部臨床薬学科)のみです。横浜市内には医療施設や薬局、ドラッグストアが多くあり、特に調剤薬局の求人が豊富です。港北区や青葉区、戸塚区、鶴見区は横浜市の中でも求人が多くある地域です。横浜市は人気のエリアですので転職の難易度は低くありませんが、川崎市や相模原市などの求人も併せて是非チェックしてみてください。