福井県の薬剤師転職・求人情報の一覧

日本総合研究所の調査によると、福井県は「幸福度ランキング」において堂々の第一位で、「日本一幸せな県」と評価されています。また、男女の平均寿命も昔から全国トップクラスを維持しており、食や風土、仕事環境などが総合的に良い影響を与えている結果だと言われています。福井県は豊かな自然に恵まれており、越前ガニや若狭ふぐなど新鮮な海の幸が獲れるほか、お米の栽培も盛んで「コシヒカリ発祥の地」と呼ばれています。観光スポットとしては、世界最大級の恐竜博物館である「かつやま恐竜の森」が有名です。

厚生労働省が発表した「平成30年（2018年）医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」によると、福井県の薬剤師数は1,466人で、そのうち薬局・医療施設に従事しているのは1,178人です。福井県の人口10万人当たりの薬剤師数は189.4人で、全国平均の246.2人を大きく下回っています。また、日本医師会が発表している地域医療情報システムのデータによると、人口10万人当たりの薬局数は全国平均が45.57軒なのに対し、福井県は35.97軒で、福井県は薬局数も非常に少ないエリアだと言えます。福井県では深刻な薬剤師不足と、薬局や医療機関の地域偏在があることが懸念視されています。県内には薬学部が設置されている大学がなく、新卒薬剤師の確保が難しいことも、そのようなことが起こる要因として挙げられるでしょう。

福井県のホームページによると、県の高齢者人口は2015年と比べて2025年には7.9％増え、後期高齢者人口に関しては25.4％まで増えると予想されています。また、「人生の最終段階における医療を受ける場所」について、県民の35％が「自宅」を希望しており、これは最も多く選ばれている選択肢となります。よって、在宅医療のニーズは今後さらに増加する可能性が高く、それに伴い、福井県では服薬管理を担う訪問薬剤師の育成を推進しています。福井県は薬局数が少ないですが、その分訪問薬剤師の需要が高く、やりがいのある質の高い医療を提供できる可能性が高いエリアです。訪問薬剤師を希望する方や在宅医療に興味のある方は、ぜひそのような福井県の求人を探してみてください。