堺市（大阪府） / 正社員の薬剤師転職・求人情報の一覧

政令指定都市である堺市は、大阪市のベットタウンとしての役割を担っています。堺市の北側は、繁華街へ行きやすく、お店も多いので生活するうえで便利といえます。南側は、自然が多く穏やかな雰囲気で、車はあった方が便利ですが、初心者の方も道が広くて運転しやすいです。堺市には、ユネスコの世界遺産に登録された百舌鳥・古市古墳群や、千利休と与謝野晶子について学べるさかい利晶の杜、自然に触れあえる浜寺公園や堺・緑のミュージアムハーベストの丘などの観光スポットもございます。

『日医総研ワーキングペーパー　地域の医療提供体制の現状 - 都道府県別・二次医療圏別データ集 - (2018 年度版)』によると、堺市医療圏にある病院数は44、診療所数は736です。人口10万人当たりの数を見ると、病院数は全国平均以下ですが、診療所数は全国平均を超えています。また、入院医療の充実度は急性期医療は全国平均レベル、慢性期医療はとても充実していると言えます。『地域医療情報システム』によると、堺市医療圏には薬局が360、訪問薬局が154あります。人口10万人当たりの薬局数は全国平均以下ですが、訪問薬局数は全国平均を上回り充実しています。

厚生労働省が発表した『平成30年(2018年)医師・歯科医師・薬剤師統計の概況』によると、薬剤師の数は大阪府全体で26,278人、堺市で1,743人です。人口10万人当たりの薬剤師数は、府全体で298.2人(全国平均246.2人)、堺市で209.7人です。府全体では全国平均を大きく上回っていますが、堺市では十分な数を確保できていません。やはり県庁所在地の大阪市に薬剤師が集中しており、その他の地域との大きな格差があります。薬局や医療施設で働く薬剤師の数は、府全体で18,232人、堺市で1,509人です。

大阪府には大阪大学(薬学部薬学科)、近畿大学(薬学部医療薬学科)、大阪薬科大学(薬学部薬学科)、摂南大学(薬学部薬学科)、大阪大谷大学(薬学部薬学科)がありますが、堺市にはありません。大阪市に薬剤師が集中していることもあり、堺市ではこれからより多くの薬剤師を確保していく必要があります。薬剤師のニーズが高まっている堺市で、転職を検討してみてはいかがでしょうか。